こんにちわ~zacca家です
インデックス投資信託についての話題です。
zacca家でも資産運用でインデックス投資信託を活用しています。
でも投資信託の商品ってすごく数が多いですよね。
2022年2月末で5,930本あります。
(投資信託協会HPより公募投信数)
こんなお悩みの方の参考になれば幸いです。
- 投資信託を始めたいんだけど、何を買えばいいのかわからない。
- 他の家庭がどんな基準で投資信託を選んでいるのか知りたい。
- そもそもどんな投資信託商品があるのか知りたい。
今回の記事では投資信託の商品の選び方を紹介していきます!
まずは!投資初心者が長期で投資するなら・・・
投資信託の運用スタイルにはインデックスファンドとアクティブファンドがあります。
▶▶インデックスファンド・・・日経平均やS&P500などの指数と連動した同じ値動きを目指すファンド。
常に平均点を目指す
▶▶アクティブファンド・・・ファンドマネージャーが企業の調査や分析をおこない、組入銘柄を厳選し投資することで指数を上回るリターンを目指すファンド
山を張って高得点を目指す
zacca家の認識ではアクティブファンドは短期~中期投資向け、インデックスファンドは中長期の投資向けと考えています。
なぜならアクティブファンドはインデックスファンドに比べ比較的値動きが大きいため、短期で利益を得ることが可能です。その分、価格が下がるというリスクも大きいです。
ファンドマネージャーが株価の波をつかんでくれるはず!
一方インデックスファンドは指数に連動するため、アクティブファンドに比べ大きな値動きありませんが、手数料が安いため長期運用で利益を生みやすいという特徴があります。
コツコツと利益を再投資していきましょう
インデックス ファンド | アクティブ ファンド | |
運用方針 | 指数に連動・・・ 平均点を目指す | 指数を上回る・・・ 高得点を目指す |
コスト | 低い | 高い |
リスク | 市場と連動 =リターン低い | 高い =リターン高い |
果敢に経済の波、企業の動向を分析し、高いリターンをねらうのか、大きなリスクを取らないで常に平均点を取り続けていくのか。
投資家の考え方それぞれだと思いますが、
投資初心者は、まずは大きなリスクを取らないでインデックス投資から始めるのがベターだと思います。
ある程度資金に余力がある部分でアクティブファンドを買ってみてはいかがでしょうか。
投資初心者はインデックスが良いと思います。
でもインデックスは爆発力がないんだよね~
リスク低減1
投資初心者向けにインデックス投資信託をおすすめしました。
次にインデックス投資信託の銘柄選定において、リスクを低減していきましょう。
投資信託の投資対象は国内株式、海外株式、国内債券、海外債券、不動産、コモディティなどさまざまです。
株式に比べ債権は値動きが小さく比較的安全性が高いと言えます。また株式価格が下落時にはコモディティ価格が上がる傾向にあります。
それぞれの資産を分散してリスクを低減しましょう。
投資格言「卵を一つのかごに盛るな」
リスク低減2
定期的に一定額を積み立て投資していくことで、リスクを低減させることができます。
一定口数を購入していく場合と比較してみます。
1カ月目 | 2カ月目 | 3カ月目 | 4カ月目 | 5カ月目 | 投資金額合計 | 平均取得価格 | |
基準価格 | 10,000円 | 11,000円 | 12,000円 | 8,000円 | 9,000円 | ||
一定額積立購入 | 10,000円 | 10,000円 | 10,000円 | 10,000円 | 10,000円 | 50,000円 | |
購入口数 | 10,000口 | 約9,090口 | 約8,300口 | 12,500口 | 約11,000口 | 約50,890口 | 約9,825円 |
一定口数購入 | 10,000円 | 11,000円 | 12,000円 | 8,000円 | 9,000円 | 50,000円 | |
購入口数 | 10,000口 | 10,000口 | 10,000口 | 10,000口 | 10,000口 | 50,000口 | 10,000円 |
投資金額を最終的に同じ5万円になるようにしました。
同じ投資額なのに購入できた口数が違う
一定額積立購入は基準価格が安いときにたくさん買えるため、購入口数が多くなり、平均単価も9,825円と安くなっています。購入するタイミングを分散させることによる、時間の分散によってもリスクを低減できることが分かります。
一時的に元本が割れても冷静にコツコツと資産を積み上げていきましょう。
ドルコスト平均法っていいます!
運用コストを抑えよう
- 「インデックス投資信託で長期運用」
- 「資産を分散」
- 「投資額は一定額をコツコツ」・・・「時間の分散」
と解説していきました。
あとは投資信託の運用コストを少しでも抑えて購入することが大切です。
この運用コストは投資信託を保有している間、ずっと支払い続けるコストになるからです。
運用コストの差は10年、20年と長期に運用していくと大きな差になっていきます。
運用コストは低く抑えたいね
運用コストの種類を一覧にしました。
いつ | 内容 | ||
購入時手数料 (買付手数料) | 購入時 | 投資信託を購入する際に、証券会社などの販売会社に支払う手数料 | 目論見書 で確認 |
運用管理費用 (信託報酬) | 保有時 | 販売会社・運用会社・受託銀行のそれぞれの業務に対する報酬 | 目論見書 で確認 |
信託財産留保額 | 解約時 換金時 | 投資信託を解約または換金する際に支払う費用 | 目論見書 で確認 |
監査費用 | 保有時 | 監査法人に支払われるファンドの監査費用 | 運用報告書 で確認 |
売買手数料 | 保有時 | 有価証券等の売買時に取引した証券会社等に支払われる手数料 | 運用報告書 で確認 |
海外資産保管費用 | 保有時 | 有価証券等を海外で保管する場合、海外の保管機関に支払われる費用 | 運用報告書 で確認 |
諸費用 | 保有時 | 信託事務の処理等に要するその他諸費用 | 運用報告書 で確認 |
目論見書で確認できないコストがあるんだね。
購入時手数料、運用管理費用(信託報酬)、信託財産留保額は、目論見書で確認できますが、
その他の費用(監査費用、売買手数料、海外資産保管費用、諸費用)は運用報告書を見ないとわかりません。その他の費用を隠れコストと呼んでいる場合があります。
保有時の実質コスト(総経費率)=運用管理費用(信託報酬)+その他の費用(隠れコスト)
投資信託商品を選ぶときは、実質コスト(総経費率)を確認しておきます!
投資信託商品が年間+5%変動したとしても、購入時手数料に3%、運用管理費用に1.5%、その他の費用にさらに手数料を取られるとしたら、投資家の手元に残る利益が一気に減ってしまいます。あるいはマイナスになってしまいます。
この状態を手数料負けといいます。
手数料負けっっ
そんなの僕は嫌だ!(欅坂風に)
- 購入時手数料が無料か(ノーロード)
- 管理運用手数料が低く抑えられているか
- 運用報告書で総経費率(隠れコストを含めた実質コスト)は納得のいくものか
以上の3点に注意して投資信託商品の選択をしていきましょう。
参考にzacca家が保有する投資信託eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)とたわらノーロード先進国株式について紹介します。
費用項目 | 目論見書 2021.1.27 | 運用報告書 2021.4.26 |
購入時手数料 (買付手数料) | ありません | なし |
運用管理費用 (信託報酬) | 0.0968% | 0.098% |
信託財産留保額 | ありません | なし |
監査費用 | 記載なし | 0.003% |
売買手数料 | 記載なし | 0.007% |
海外資産保管費用 | 記載なし | 0.013% |
諸費用 | 記載なし | 0.002% |
実質コスト | ― | 0.124% |
費用項目 | 目論見書 2021.7.13 | 運用報告書 2021.10.12 |
購入時手数料 (買付手数料) | ありません | なし |
運用管理費用 (信託報酬) | 0.10989% | 0.110% |
信託財産留保額 | ありません | なし |
監査費用 | 記載なし | 0.002% |
売買手数料 | 記載なし | 0.005% |
有価証券取引税 | 記載なし | 0.020% |
諸費用 | 記載なし | 0.043% |
実質コスト | ― | 0.179% |
これまで解説してきた通り、実質コストには監査費用、売買手数料、海外資産保管費用、諸費用が運用コストに含まれてきますので実質コストは運用管理費用より高い率になっています。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500):0.0968% → 0.124%
たわらノーロード先進国株式:0.10989% → 0.179%
この二つのファンドの場合、騰落率が高く、しっかりした運用成績なので問題はありません。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500):+49.8%
たわらノーロード先進国株式:+35.7%
投資家にしっかり利益を残してくれています。
ありがとうございます!
投資信託の中には、購入時手数料が3.3%、運用管理費用が1.7%、その上、隠れコストの売買手数料0.04%など運用コストが高い投資信託があります。
高い運用コストを払っても成績が良ければよいですが、騰落率が横ばいという投資信託商品も多くありますので注意して投資信託商品を選択していきましょう。
まとめ
今回の記事では、投資信託商品の選び方について解説しました。
- 投資初心者には長期運用でインデックス投資信託をおすすめ。
- 投資対象は分散し、リスクを低減させる。(資産分散)
- 長期の積立投資で暴落時もコツコツ積み上げていく。(時間分散)
- そして運用コストを抑えること。
この4点を基本に、良い投資信託を購入できるよう目論見書、運用報告書を確認してみてくださいね。
最後に、ファンドの純資産額やその伸び率、ファンドの設定来のパフォーマンスチャートを見ておくこともおすすめします。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
それではまたっ
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